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「ほつれる」2年ぶり7人目のグランプリなるか

「ほつれる」| Courtesy of FESTIVAL DES 3 CONTINENTS

現在開催中のナント三大陸映画祭は、29日に6日目を迎え、残すところあと4日となった。アフリカ、ラテンアメリカ、アジアの三大陸から選抜された40ヶ国89作品がプログラムされており、日本からは加藤拓也監督の「ほつれる」、石川慶監督の「ある男」、濱口竜介監督の「悪は存在しない」、米林宏昌の「思い出のマーニー」の4作品が選出されている。

インターナショナルコンペティションには、加藤監督の「ほつれる」がノミネートされており、キルギスやイラン、チリなどから選出された全10作品でグランプリを競い合う。これまでに是枝裕和監督や深田晃司監督、濱口竜介監督など6人の日本人監督がグランプリを受賞しており、2年ぶり7人目のグランプリ受賞に期待がかかる。グランプリの発表は、最終日12月3日19時の授賞式で行われる。

舞台やTVドラマで活躍する加藤監督は、2022年公開の「わたし達はおとな」で長編映画監督デビュー。長編2作目となる本作では、門脇麦が主演を務め、田村健太郎、染谷将太、黒木華らが共演に名を連ねる。ストーリーは、既婚者である綿子(門脇麦)が、恋人の木村(染谷将太)の死をきっかけに、人とのつながりや人生の在り方を見つめ直していくヒューマンドラマ。

ナント三大陸映画祭