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ポルトガルで『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』など日本アニメ12作品が上映

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』| Courtesy of MONSTRA Festival

ポルトガルの首都リスボンで、今月20日からモンストラ・リスボン・アニメーション映画祭が開催されている。今回で24回目を迎える同映画祭は、これまでに約12,500作品のアニメーションが上映され、100万人以上が来場している。今年はオーストリアをゲスト国に迎え、同国を代表する様々な作品や監督の特集が組まれている。20日に行われたオープニングセレモニーでは、マヌエル・ジョゼ・ザビエル監督の『Mind the Gap』やアリシア・ヌニェス・プエルト監督の『One Way Cycle』など5作品が上映された。

日本からは12作品が選出されており、プレミア部門に古賀豪監督の『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』、長編部門に山田尚子監督の『きみの色』、短編部門に村本咲監督の『パーキングエリアの夜』やディオゴ・コスタ監督の『The Hunt』など6作品、学生部門に副島しのぶ監督の『私の横たわる内臓』、超短編部門に高山南々子監督の『トーキョーバーズ』、子供部門ににじたろう監督の『モジャッピ  ~いただき!ホットケーキ~』、レトロスペクティブ部門に木下小夜子監督らによる『ピカドン』がラインナップされている。

今年のモンストラの見どころの一つに、エキジビション”LAIKA: FRAME x FRAME”がある。このエキシビジョンでは、ストップモーションアニメを制作するスタジオライカが手がけた、『コララインとボタンの魔女』、『パラノーマン』、『ボックストロール』、『KUBO 二本の弦の秘密』、『ミッシング・リンク』で使用された人形やセット、小道具が展示され、来場者は実物大のセットを探索し、作品の世界観を堪能することができる。22日には『パラノーマン』の上映と共同監督サム・フェル氏によるQ&Aが行われた。

モンストラ・リスボン・アニメーション映画祭