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ファンタジア 日本映画過去最多47作品

(C)「光を追いかけて」製作委員会

今日から8月25日までの21日間の日程でファンタジア国際映画祭がカナダのモントリオールで開幕する。北米最大のジャンル系の映画祭として今年で25周年を迎え、オープニングは地元出身のジュリアン・クナフォ監督によるゾンビ映画「ブレイン・フリーズ」がワールドプレミアを飾る。新型コロナウイルスの影響から会期中の作品上映や映画祭イベントはオンライン配信を中心に行われるが、一部の作品は映画館で上映が行われる。

今年は25周年を記念して映画祭の歴史に大きな影響を及ぼしてきた日本映画に着目し、日本から過去最多となる47作品が選出された。今回が長編初監督となる成田洋一監督の「光を追いかけて」(ワールドプレミア)は“ニューフレッシュ・コンペティション”にノミネートされており、監督賞の有力候補として注目を集めている。その他にも、三池崇史監督の「妖怪大戦争 ガーディアンズ」や真壁幸紀監督の「すくってごらん」、英勉監督の「東京リベンジャーズ」などが海外初公開となり、「妖怪大戦争」はクロージングとして映画祭のトリを務める。

開幕に先立って、映画祭の発展に大きく貢献し広く映画ファンに愛された人物に授与される功労賞が、岩井俊二監督に贈られた。岩井監督の代表作の一つでもある「スワロウテイル」は1998年にファンタジアで北米初公開を成功させ、それ以降も「ヴァンパイア」、「花とアリス殺人事件」、「リップヴァンウィンクルの花嫁」などが上映されている。今回、岩井監督の最新作「8日で死んだ怪獣の12日の物語」がカメラルーシダ部門で、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」、「四月物語」、「リリイ・シュシュのすべて」がファンタジア・レトロ部門で配信(北米限定)される。

ファンタジア国際映画祭