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広瀬すず主演「ゆきてかへらぬ」ロッテルダムでワールドプレミア

「ゆきてかへらぬ」| Yasuko, Songs of Days Past, dir. Negishi Kichitaro, property of the International Film Festival Rotterdam, 2025.

第54回ロッテルダム国際映画祭が、明日30日から2月9日までの11日間の日程でオランダのロッテルダムで開幕する。同映画祭は世界3大映画祭やロカルノ、サン・セバスティアンなどのヨーロッパを代表する映画祭に比べ歴史は浅いものの、上映本数はヨーロッパ最多となる約400本、来場者数は約25万人を記録するなど、その注目度は高い。また、国際映画製作者連盟に加盟せず、枠に囚われない独自のプログラムや政策を打ち出すことで、他の映画祭とは一線を画す祭典として発展し続けている。

今年のオープニングを飾るのは、地元オランダ出身のミヒール・テン・ホーン監督による「Fabula」、クロージングはインドネシア出身のモーリー・スリヤ監督による「This City Is a Battlefield」が務める。日本からは、根岸吉太郎監督の「ゆきてかへらぬ」や三池崇史監督の「BLUE FIGHT」、若松節朗監督の「海の沈黙」、豊田利晃監督の「次元を超える」、宇賀那健一監督の「みーんな、宇宙人。」など11作品が選出されている。

「ゆきてかへらぬ」は、ポピュラー映画からクラシック映画、アート映画まで様々なジャンルの映画を上映するビッグ・スクリーン・コンペティション部門にノミネートされており、ポーランドやリトアニア、ドイツなどを代表する全14作品で賞を競う。最優秀作品には賞金250万円とオランダでの配給権が与えられる。昨年は、田中稔彦監督の「莉の対」がタイガー・コンペティション部門で映画祭の最高賞となるタイガーアワードを受賞しており、2年連続で日本映画の受賞に期待がかかる。各部門の受賞作品は、2月7日18時(現地時間)から行われる授賞式で発表される。

ロッテルダム国際映画祭