アジア最大のジャンル映画祭BIFAN 4日開幕
アジア最大のジャンル映画祭、第28回富川ファンタスティック国際映画祭(韓国)が4日から11日間の日程で開幕する。今年は、49カ国253作品(長編112作品作品、短編97作品、AI映画15作品、XR29作品)が選出されており、ワールドプレミアは65作品、インターナショナルプレミアは9作品となった。映画祭のオープニングを飾るのは、ローズ・グラス監督の「Love Lies Bleeding」、クロージングはソイ・チェン監督の「Twilight of the Warriors: Walled In」が務める。上映は富川市内の会場とオンライン(韓国限定)のハイブリッドで行われる。
日本からは、この秋に劇場公開を控える堤幸彦監督の「夏目アラタの結婚」や中田秀夫監督の「スマホを落としただけなのに 〜最終章〜」など、18作品が選出されている。映画祭の最高賞となるベスト・オブ・プチョン(賞金約230万円)を競うプチョンチョイスには、小路紘史監督の「辰巳」がノミネートされており、アメリカやノルウェー、アイルランドなどの8作品と賞を競う。受賞作品は、12日(金)に富川市庁舎で行われるアワードセレモニーで発表される。
今年は、三谷幸喜監督の特集“The Magic Theater of MITANI Koki”が組まれており、「ステキな金縛り」、「ギャラクシー街道」、「記憶にございません!」の3作品が上映される。三谷監督は“笑いの錬金術師”、“グレイティスト・キング・オブ・コメディ”、“日本コメディー映画のゴッドファーザー”などと称され、韓国でも高い評価を得ている。7日(日)13:00の「記憶にございません!」の上映終了後には、三谷監督が登壇するマスタークラスが行われる。