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北野監督 最新作「首」台湾初公開

「首」| Courtesy of Taipei Golden Horse Film Festival

現在開催中の台北金馬映画祭は、今日で7日目を迎えた。今回、日本映画は20作品が選出されており、初日の「こんにちは、母さん」(山田洋次監督)を皮切りに、「正欲」(岸善幸監督)、「北極百貨店のコンシェルジュさん」(板津匡覧監督)など16作品の上映が終了した。17日に「白鍵と黒鍵の間に」(冨永昌敬監督)、18日に「ほかげ」(塚本晋也監督)、19日に「首」(北野武監督)、24日に「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督)が順次公開される。

台湾初公開となる「首」は、台北市内の映画館ムービーシネマズで19日と23日に上映される。両日ともチケットは完売となっており、23日の上映終了後には北野監督が登壇しQ&Aが行われる。これまでヴェネツィア映画祭で「HANA-BI」が金獅子賞を、「座頭市」が銀獅子賞を受賞してきた北野監督について、同映画祭では“伝説的な日本人監督”として高く評価されており、映画祭イベントの特別講義「マスタークラス」の講師や、金馬奨授賞式のプレゼンターを務めることが発表されている。

また、著名な監督や俳優の特別上映が行われる「アクター・イン・フォーカス」には、カンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞した役所広司が選ばれている。上映作品は、映画祭選出による「PERFECT DAYS」と「失楽園」の2作品、役所の自薦による「KAMIKAZE TAXI」、「Shall we ダンス?」、「CURE」などの5作品、計7作品が上映される。24日の「PERFECT DAYS」の上映後には、役所が登壇しフィルムメーカーズトークが行われる。

台北金馬映画祭