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香港国際映画祭が閉幕

「花束みたいな恋をした」Courtesy of Hong Kong International Film Festival

4月1日から12日間の日程で開催されていた第45回香港国際映画祭が昨日閉幕を迎えた。新型コロナウイルスの影響から、作品上映は映画館とオンラインのハイブリッドで行われた。映画館では感染対策を行った上で収容人数75%の上限が設けられ、オンライン(香港限定配信)は視聴開始から24時間以内の視聴期限が設けられた。

映画祭で最も注目が集まるコンペティション部門は、ヤングシネマ(中国語部門)、ヤングシネマ(国際部門)、ドキュメンタリー部門、短編部門の4部門で構成され、各部門の審査員は著名な映画監督、業界関係者、評論家や俳優が務めた。日本から唯一さかはらあつし監督の「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」がドキュメンタリー部門に選出されたが、惜しくも受賞には至らなかった。

今回、上映本数は約190作品と例年と比べ3割ほどの減少となったが、日本からは濱口竜介監督の「偶然と想像」や黒沢清監督の「スパイの妻」をはじめ、日本で公開中の「花束みたいな恋をした」など25作品が選出され、また松竹映画の100周年を記念して、松竹を代表する映画監督の上映特集「松竹映画100周年」が組まれるなど、依然として日本映画の人気の高さがうかがえるプログラムとなった。

香港国際映画祭