「カメ止め」シンガポールで前売完売
本日20時(現地時間)に第29回シンガポール国際映画祭がキャピトル・シアターで開幕する。オープニングスクリーニングにはホー・ウィ・ディン監督(マレーシア)の「CITIES OF LAST THINGS」とタン・ウェイ・ケオン監督(シンガポール)の「KINGDOM」が上映される。会期中には映画の上映以外にも、レッドカーペットやマスタークラス、パネルディスカッションなど様々な映画イベントが開催され、大勢の映画ファンや映画関係者が参加する。
今回、44カ国103作品が選出されており、大陸別ではアジアが最も多く、次いでヨーロッパ、アメリカ、オセアニアの順となった。日本からはアジアン・ビジョン部門に、濱口竜介監督の「寝ても覚めても」と塚本晋也監督の「斬、」が、ミッドナイト・メイヘム部門に上田慎一郎監督の「カメラを止めるな!」 が選出されている。30日に上映される「カメラを止めるな!」の前売券は既に完売しており、海外でも高い注目を集めている。
映画祭は今日から12月9日までの12日間、6会場で開催される。各賞の発表は9日午前0時に行われ、同日14時から最優秀作品が、16時30分から観客賞受賞作品がシンガポール国立博物館で追加上映される。コンペティション部門に日本作品の選出はない為、一般投票による観客賞での受賞に期待がかかる。