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北米最大のトロント国際映画祭 開幕!!

「寝ても覚めても」Image credit: Courtesy of TIFF

北米最大の映画祭、トロント国際映画祭がカナダのトロントで本日開幕する。応募総数7926作品の中から選出された342作品(長編254作品/短編88作品)が11日間に渡って上映される。観客投票によって選ばれる観客賞が同映画祭の最高賞にあたり、2015年に「ルーム」、2016年に「ラ・ラ・ランド」、2017年に「スリー・ビルボード」が受賞し、後に米国アカデミー賞や主要な映画祭で賞を受賞していることから、賞レースの前哨戦としても注目を集めている。

日本からはマスターズ部門に塚本晋也監督の「斬、」、コンテンポラリー・ワールドシネマ部門に濱口竜介監督の「寝ても覚めても」、ディスカバリー部門に近浦啓監督の「COMPLICITY」など7作品が選出されており、塚本監督や
濱口監督、近浦監督らの来場が予定されている。また、レッドカーペットやイベントの様子は映画祭公式サイトでもライブ配信される。

同映画祭では、これまでに映画に関わる女性の地位向上や機会提供を目的とした取り組み“Share Her Journey”が行われてきたが、今年から5年間正式な公約として実施されることが発表された。今年の上映作品342本中121本が女性監督、または女性が共同監督を務めており、上映本数に占める割合は2017年の33%から2018年には35%に増加している。会期中には業界で活躍する女性をゲストに迎えて行われるトークイベント「Rally, Rally, Rally:映画界の女性よ立ち上がれ」などが企画されている。

トロント国際映画祭