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丸山隆平主演「金子差入店」釜山でワールドプレミア

「金子差入店」| Courtesy of Busan International Film Festival

本日、アジア最大級の映画祭、釜山国際映画祭が開幕した。今年の上映本数は224作品、昨年の209作品から7%増加し、会場も4会場25スクリーンから、7会場28スクリーンに拡大された。映画祭の重要度を示すワールドプレミアの数も86作品となり、昨年アジア最多を記録した80本を上回る。映画祭のオープニングはキム・サンマン監督の「戦と乱」が飾り、クロージングをエリック・クー監督の「スピリット・ワールド」が務める。

日本からは、12部門で20作品が選出されており、映画祭のトリを飾る「スピリット・ワールド」はシンガポール出身のエリック・クー監督によるフランス、シンガポール、日本の合同製作で、竹野内豊や堺正章らが出演している。また、著名な映画監督や俳優の作品を上映するガラ・プレゼンテーション部門には、黒沢清監督の「Cloud クラウド」と「蛇の道」の2作品が選出されており、同監督には一年で最もアジア映画界に貢献した映画監督として、アジア映画監督賞が贈られることが発表されている。

映画祭で最も注目を集めるコンペティションには、ジソク部門(アジア人監督による3作目以降の作品)に草野翔吾監督の「アイミタガイ」と石橋夕帆監督の「ひとりたび」が、ニューカレンツ部門(アジア人監督による2作目以内の作品)に古川豪監督の「金子差入店」と杜杰監督の「The Height of the Coconut Trees」がノミネートされており、アジア各国から選抜された作品と賞を競い合う。各部門の受賞結果は映画祭最終日の11日に、映画祭のメイン会場となる釜山シネマセンター(収容人数5千人)で発表される。

釜山国際映画祭